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2007年05月23日
新宮港に避難タワー出現!?

国道42号の新宮港付近を走っていて「あの煉瓦色の丸い建物は何っ?」と思った方も多いのでは。日本土石工業(株)(椋野玲史代表取締役)が4月21日に竣工させた同社の新宮港事務所なのです。それだけでは「煉瓦色」「丸い建物」の謎ときにはなっていません。実はこの建物、今後30年以内に高い確率で起こるとされる東南海・南海地震に伴う津波を想定して建てられたものです。丸い建物を取り巻く様につけられたラセン階段で屋上に上がることができるようになっていて、約50㎡ある屋上に最大200人の人が避難できるようになっているのです。

●屋上で日本土石工業(株)箕葉秋五郎常務に聞く
この建物は地上から9.5m、海抜で13.8mあり、想定される津波の高さより高く、埋め立て地ということもあり液状化も考慮し、基礎は地下岩盤まで打ち込んでいるという。丸い建物にしたのは、奥尻島で北海道西方地震津波を体験した、地元(株)夏山組の専務のアドバイスを活かした結果だそうだ。

●屋上から見る新宮港
屋上から新宮港を見ると意外と多くの人が働いているのが確認できた。もちろんこの建物、同社で働く社員の安全性を考えて建てられたのであるが、周辺で働く人々、遊ぶ人の津波時の避難所としての機能も兼ね備えていると同時に、煉瓦色の特徴的な建物は「海に向かってみらいを開く」新宮港の新たなランドマークとなることであろう。
投稿者 nanki : 2007年05月23日 13:48