和歌山市加太(かだ)の淡嶋(あわしま)神社で、きょう(8日)、縫い針を供養し、裁縫の上達を願う「針供養」が行われました。
これは、淡嶋神社の祭神(さいじん)、少彦名命(すくなひこなの みこと)が、裁縫の技術を初めて伝えたとされることに由来し、毎年、2月8日に行われているもので、江戸時代中期から続く伝統行事です。きょう(8日)、午前11時から、和歌山市加太の淡嶋神社で神事が行われ、淡嶋神社の前田光穂(まえだ・みつほ)宮司が、祝詞(のりと)を読み上げました。そして、1年間に京阪神を中心とした全国から神社に納められた古い針を本殿でお払いして、針塚(はりづか)に納め、塩をかけて土に返すことで、針の労をねぎらい、供養しました。きょう(8日)は例年になく暖かな「針祭り」となり、およそ300人の人出がありました。淡嶋神社の前田光穂(まえだ・みつほ)宮司は「たけのこが顔を出した針祭りは異例です。日本経済が低迷するなか、裁縫をはじめとした女性の力で、日本を良くして欲しい。」と話しました。
供養に訪れた和歌山県和裁協会の和裁師(わさいし)土井圭子(どい・けいこ)さん(67歳)は「和裁や着物の仕立ての仕事をしていて、もう今年で43回目になります。針仕事をしているので、怪我をしないことをまず願い、着物をこれからも大切にしたいという想いを込めて供養に来ました。」と話していました。



